山下美夢有「上位で戦えるように」三つどもえの最終戦で2年連続の年間女王獲りへ
「女子ゴルフ・ツアー選手権リコー杯」(23日開幕、宮崎CC=パー72)
山下美夢有(22)=加賀電子=が22日、プロアマ戦でコースを回り、最終調整を行った。その後の公式会見では2年連続が懸かる年間女王への意気込みを語った。
申ジエ、岩井明愛との三つどもえで最終戦決着となった年間女王争い。山下も「皆さんからもよく言われますが、やっぱり気にはなるし、結果も見るので」と周囲からの期待の高まりもあって意識する。
ここまで計4勝を挙げたシーズン。安定した成績に伴うように、平均ストロークは全体1位の69・4295で、前人未到の2年連続平均60台も達成間近だ。ただし、6月のニチレイ・レディース以降は勝利から遠ざかる。後半戦は思い通りの結果とはいっていない。昨年の年間女王という看板を背負って戦ってきた1年に「しんどいとは思わなかったけど、自分の中でも結果を求めてしまう。やっぱり去年と比べちゃう部分があって、空回りしてしまうところがあって」と率直な思いを明かす。
「そういう気持ちはやめようと思って、今年は今年だと。今は何をやらないといけないかと思って取り組んでました」と切り替えて終盤戦に臨んできた。前週の大王製紙エリエール・レディースでは2日目にショットの改善点が分かり、最終日に66をたたき出すなど、復調傾向。「まずは目の前のプレーに集中して、上位で戦えるようにしたい」と力を込めた。