高3の清水蔵之介が最終18番でイーグル 首位と4打差11位発進も「もっといけた」 カシオ・ワールドオープン第1日
「男子ゴルフ・カシオ・ワールドオープン・第1日」(23日、Kochi黒潮CC=パー72)
アマチュアの清水蔵之介(東京・目黒日大高3年)が1イーグル、4バーディー、1ボギーの66でラウンドし、5アンダーで首位と4打差の11位と好発進した。
最終18番パー5は第2打をグリーン右に外した。16ヤードのアプローチは「もうちょっと弱めに打つつもりだったが、思った以上に力が入った」というが、直接沈めてチップイン・イーグルで締めてみせた。
この日は第1組のスタートで1番目にティーショットを放った。「すごく気持ちよかった」と前半は7、8番で連続バーディー。後半もさらにスコアを伸ばした。
中学2年時に出場経験がある大会で「結構、得意なコース。広いコース、大好きなんで」という。平均飛距離は300ヤードほどだが「ショットガンみたいな感じ」に散らばるといい「広いので気持ちが楽」という。
表情にはあどけなさも残る高校3年生だが、実績は十分。10月の下部ABEMAツアー、エブリワン・プロジェクトで、杉浦悠太以来、9人目のアマチュア優勝を果たした。
その杉原はレギュラーツアーでも前週のダンロップ・フェニックスで7人目のアマチュアVを達成。当日は練習をしながらスコア速報を確認していたという清水は「勇気をもらえる。アマチュアでも頑張れば、練習すればできるんだな」。来春は日大に進学予定で、日大4年で快挙を達成した“先輩”の活躍により一層の刺激を受けている。
上々のスタートにも見えるが、自己評価は「点数で言えば70点くらい。ショットがあまりよくない。パットも思っているところには打ち出せているが、ギリギリで入らないのが続いて、それがちょっと不満」とやや辛口。「もっといけた。もうちょいショットをまとめて、パットも入れれば」と2日目以降のさらなる爆発を期した。