山下美夢有 2年連続女王へ4位好発進も「良いショットが1回も打てなかった」→40分みっちり修正
「女子ゴルフ・ツアー選手権リコー杯・第1日」(23日、宮崎CC=パー72)
山下美夢有(22)=加賀電子=が4バーディー、1ボギーの69をマーク。年間のポイントランキングトップで、首位と2打差の4位につけ、2年連続の年間女王へ幸先良く滑りだした。ショットは若干精彩を欠いたが、2つのチップインバーディーが飛び出るなど、グリーン周りの小技が光った。67で回った森田遥が単独首位。1打差の2位に桜井心那、川岸史果。年間女王の可能性を残すポイント2位の申ジエ(韓国)は4位、ポイント3位の岩井明愛は10位につけた。
すご技連発に、山下も驚きを隠せなかった。第2打をグリーン奥にこぼした1番。残り10ヤードからの第3打は直接カップの中に消えた。さらに3番も、左のバンカーから30ヤードをチップイン。窮地から一転2つのバーディーを奪い、松村キャディーとバンザイで喜び合った。
「パーを取れたら、と思っていたんで、まさか入るとは」と目を丸くした。69の好スタート。ただし、ショットは左右に曲がる場面も見られ「良いショットが1回も打てなかった」と満足できなかった。
抜群のアプローチがスコアをけん引した1日に「ショートゲームに助けられた」と山下。2年連続の女王を確かなものとするため、試合後は打撃練習場に向かい、コーチの父に指導を受けながら、40分みっちり修正を行った。