「女子ゴルフ・ツアー選手権リコー杯・第２日」（２４日、宮崎ＣＣ＝パー７２）

　１０位から出た安田祐香（２２）＝ＮＥＣ＝が、この日唯一のボギーなしで３バーディーを積み重ね、６９をマーク。通算４アンダーで首位と３打差の３位に浮上した。

　１番は１０メートルのバーディーパットを沈めてスタートダッシュに成功。９番は５メートルのパーパットを流し込んでピンチをしのぐと、勢いに乗った後半は１０、１３番でスコアを伸ばした。

　多くの選手がツアーでは珍しい高麗芝のグリーンに苦しむ中、「昨日は３メートルの逆目でショートはあったけど、だんだん慣れてきたかな」。風速７・５メートルを計測した西風にも「風が強い中でもアプローチでしのいだり、パーオンできたのが良かった」と対応してみせた。

　昨年の同時期はすでにシーズンを終え、練習の合間に放送を見ていた大会。初シードを獲得した今季は、メルセデスランキング３５位の資格で大会に初出場できた。「選ばれたプロが出られる試合。その舞台に立てているのはうれしいので、今週はチャレンジしようと思っていた。あと２日間耐えて、少しでも伸ばせたら」。

　今季は４月のフジサンケイ・レディースなど、２位が２回と初優勝に一歩届かなかった。シーズン最後の大舞台で見えてきた初優勝のチャンス。３日目は滝川二高時代にクラスメートだった古江彩佳と同組で、さらなる上昇を目指す。