ホストプロ石川遼が予選落ち「かなり悔しい」出場13度目で初 カシオ・ワールドオープン第2日

 「男子ゴルフ・カシオ・ワールドオープン・第2日」(24日、Kochi黒潮CC=パー72)

 100位で出たホストプロの石川遼は5バーディー、3ボギーの70でスコアを二つ伸ばしたが、通算1オーバーの74位に終わり、決勝ラウンドに進めなかった。2008年大会から出場全12大会連続で予選通過していたが、13大会目で途絶えた。

 最後に石川が意地のバーディーを決めた。18番パー5は5メートルを沈めて歓声を一身に浴びた。特に後半は強い風が吹き、気温もやや下がった中でスコアを伸ばし「今日に関してはよかった」と振り返った。

 「3パットとか変なプレーもしているが、グリーンがかなり難しかった今日のコンディションで、2アンダーで回れていたら、昨日は当然2アンダー以上で回れていないとおかしいわけで」。悔やんだのは3オーバーと出遅れた初日のプレーだ。

 「このフィールド(出場メンバー)に対して、3オーバーはかなり悪いスタート。普通にミスショットもあったが、どちらかというと攻め方や番手の選び方、アプローチやロングパットという細かい部分で悪いミスをしてしまった。そこらへんが最近のラウンドで露呈してきている」と自己分析する。

 今大会開幕前にはショットに関してはシーズンを通して大きな好不調の波はないと話した。今大会も「ショットの調子は特に変わっていない」というが、それがスコアに結びつかない。

 優勝を争った10月の日本オープン選手権や、日本勢最上位だった米ツアーのZOZOチャンピオンシップでは「奇跡的にロングパットでしのいだり、ショートサイドからアプローチでしのいだり、というのはずっとあった」。それが11月の三井住友VISA太平洋マスターズの2日目やダンロップ・フェニックスと今大会の初日ではミスがスコアに直結してしまっている。

 「ここ1・5試合では自分の悪い面がめちゃくちゃクリアに露呈されているところをプラスに捉えて今、何をするかがすごく大事。やっぱりかなり悔しい。生かすしかない」。今大会も残り1試合。次週、今季最終戦の日本シリーズJT杯へ前を向いた。

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