男子ゴルフ 赤シャツの中島啓太が2打差9位浮上「今日が勝負の一日。明日につながる」 カシオ・ワールドオープン第3日

 勝負服の赤いシャツで2打差につけた中島
 10番のティーショットを放つ中島啓太
2枚

 「男子ゴルフ・カシオ・ワールドオープン・第3日」(25日、Kochi黒潮CC=パー72)

 賞金ランキングトップを走る中島啓太が26位から出て6バーディー、1ボギーの67でスコアを五つ伸ばし、通算8アンダーで首位と2打差の9位に浮上した。賞金王の可能性を残す選手では、賞金ランク2位の金谷拓実は68で通算10アンダーに伸ばし、首位タイに浮上。賞金3位の蟬川泰果は中島らと並び9位、賞金5位の宋永漢(韓国)は7アンダーの12位。最終日に中島が他の3選手を上回れば、無条件で賞金王が確定する。

 残り2日間で10アンダーという目標通りに、中島が伸ばした。出だしの10番パー5は、残り215ヤードを6番アイアンでグリーン手前へ。アプローチは3メートルオーバーしたが、返しを沈めてバーディー発進。前後半で三つずつバーディーを奪い「いい流れで伸ばせて明日につながる。きょうも粘り強くバーディーを取れたのでよかった」と振り返った。

 2日目を終えて3アンダーの26位。首位との9打差、宋永漢との5打差、金谷、蟬川との3打差を追う3日目は勝負の赤シャツを着用した。

 今月初めのマイナビABCチャンピオンシップ最終日に赤を着て今季3勝目。それ以降、最終日は赤だったが「きょうが自分の中で勝負の一日だった。優勝したときの色というのもあるが、本当に明日より今日の方が大事だと思った。今日、スコアを伸ばせなかったら優勝をあきらめるしかない。明日は後半に入っていいところ(順位)までいければ自信が少しある」と理由を説明した。

 この日は後半の7番パー5で、豪快な第2打でグリーン手前まで運んだ。アプローチを寄せればバーディーチャンスだったが、2メートルもオーバー。2パットで伸ばせなかったが「昨日、今日と風が吹いてグリーンが硬くなっていて、アプローチしたボールが滑ったような感じだった。それは一つ勉強になった。あのアプローチを今日、知ることができた」とプラスに捉える。

 この日は道中でリーダーズボードを見ながら最大のライバル、金谷の順位やスコアを確認。「上位に来るというのはわかっていたこと。自分がどれだけ食い下がっていけるかという感じで後半はプレーしていた」という。

 最終日へ向けては「優勝をあきらめたくない。金谷さんも上しか見てないと思うので、自分も明日は優勝を目指して頑張りたい」とキッパリ。黒を着る予定の最終日に、逆転での今季4勝目&賞金王をつかみ取る。

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