蟬川 4番ダボからの逆襲で2位浮上 魅せたバーディーラッシュ!トップ3は今季賞金ランク上位3人

 17番、ティーショットを終え笑顔を見せる蟬川泰果(撮影・伊藤笙子)
 4番、第3打でリカバリーショットを放つ蟬川
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 「男子ゴルフ・日本シリーズJTカップ・第2日」(1日、東京よみうりCC=パー70)

 7位で出た蟬川泰果(22)=フリー=が9バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの64でスコアを六つ伸ばし、通算9アンダーで金谷拓実と並んで首位と2打差の2位に浮上した。中島啓太が5バーディー、1ボギーの66で通算11アンダーに伸ばし、首位を守った。トップと5打差の6アンダー、4位に3連覇を狙う谷原秀人。5アンダーの5位に鍋谷太一、岩田寛ら3人が並んだ。石川遼は通算3アンダーで9位。            

 見事なカムバックを披露した。3番で短いパーパットを外してボギーとした蟬川は、4番でダブルボギー。一気に3打も落として1アンダーとしたが、6番から3連続バーディーを奪った。10番のバーディーを挟み、今度は14番から4連続。9アンダーまで伸ばして、首位の中島に2打差に迫った。

 「集中力を切らさずにやった結果、後でバーディーが続いてくれてよかった」

 4番パー4は第1打を右の林に入れ、無理にグリーンを狙った第2打も木に当てるなど、5オン1パット。「やってしまったな」と落胆しかけた。

 ただ、1番をバーディー発進し、ダボ後の5番の第2打も手応えのあるショット。「そんなに(調子は)悪くないと気持ちが切れることはなかった」と逆襲に転じた。

 トップ3には今季賞金ランキング上位3人が名を連ねた。初日は同組だった中島、金谷に出遅れ、この日も最終組だった2人の2組前をラウンド。3日目は再び初日と同じ3人で最終組を回る。

 2人から「すべてにおいて上の次元で戦っている」と、常に刺激は受けている蟬川だが負けてはいられない。自身のプレーも「なんか、らしくなってきたかな」。中盤以降に見せた本来の攻めのゴルフで対抗する。

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