石川遼 猛チャージ62で2打差3位浮上 最終戦で今季初“アレ”決める 「アレって何でした?」
「男子ゴルフ・日本シリーズJTカップ・第3日」(2日、東京よみうりCC=パー70)
9位で出た石川遼(32)=CASIO=が1イーグル、7バーディー、1ボギーの62でスコアを八つ伸ばし、通算11アンダーで首位と2差の3位に浮上した。62は今季自己ベスト。最終日に逆転で今季初勝利と今大会3勝目を目指す。中島啓太が68で通算13アンダーとし、この日66と伸ばした蟬川泰果と首位に並んだ。3位が石川と金谷拓実。3連覇を目指す谷原秀人、2週連続優勝が懸かる鍋谷太一が8アンダーで6位。
目の覚めるようなイーグルだった。3番パー4で石川が残り135ヤードの第2打を9番アイアンで放ったボールがピン手前に落ちて真っすぐ転がりカップに消えた。大歓声とともに、右手を強く握って激しくガッツポーズを繰り出した。
「カップは狙っていなかった。(ピンの)手前3メートルくらいに乗せるイメージだったが、思ったよりキャリーが出てカップに届いた。ほんとラッキー」。1番のバーディー発進に続くイーグルで一気に波に乗った。
5番からは3連続バーディー。8番で一つ落としたが12番では20メートルを沈めるなど後半も3バーディーを加えて一気に浮上し「90点」と自己採点した。
首位と2打差に迫り今季初の“アレ”は目前だ。「アレって何でした?」ととぼけながらも、「泰果、啓太、拓実に永漢がいて、そこに僕の名前が並んでいるのは、今年できなかったところ。あしたの後半にアレを争えるところにいたい」と今季最後の18ホールに臨む。