「AON」ならぬNSK新時代 最優秀選手賞・中島啓太6冠&蟬川2冠&金谷2冠 青木功会長命名

 最優秀選手賞を受賞した中島啓太。左は青木功会長(撮影・開出牧)
 笑顔の蟬川泰果
 笑顔の金谷拓実
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 男子の2023年ジャパンゴルフツアー表彰式が4日、東京都内のホテルで行われ、中島啓太(23)=フリー=が最優秀選手賞を初受賞した。初の賞金王や最優秀新人賞、平均ストローク賞、バーディー率賞、ゴルフ記者賞と合わせて6冠を達成。蟬川泰果と金谷拓実もそれぞれ2冠で、日本ゴルフツアー機構の青木功会長は尾崎将司、中嶋常幸と3選手で一時代を築いた「AON」になぞらえ「NSK」による新時代に期待した。

 最優秀選手賞に新人賞。目標にしていた平均ストローク賞も獲得した中島は「6個もいただけて光栄。来年は海外に挑戦し、子どもたちのあこがれの選手になれるように。一人のアスリートとして挑戦を続けていきたい」と話した。

 近く渡米し米ツアーの最終予選会に挑戦する。「そこでパフォーマンスを出すことが一番の目標。集中力を保ったまま来週を迎えたい」。5位以内に入って資格を得て来季は米ツアーで戦う考えだ。

 中島と賞金王を争い賞金ランク2位だった蟬川、同じく賞金3位だった金谷はそれぞれ2冠。表彰式で3選手とのトークショーを行った青木会長は自身と尾崎、中嶋のAON時代を引き合いに「頭から(賞金ランク順で)いくしかない」とし「NSK」と命名した。「こう言われると3人とも自然とそうなるんじゃないかと意識する」と新時代到来を期待した。

 来季、蟬川は日本を主戦場に「海外で1勝」を掲げ、金谷は「米ツアーへ昇格できるように欧州ツアーで頑張る」。進む道が異なる3人に青木会長は「自分たちの決めた道を全うして」とエールを送った。

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