西郷真央が2位で出場資格ゲット「苦しい時期もあったが右肩上がりで終えられた」米女子ゴルフ最終予選会
「米女子ゴルフ・最終予選会Qシリーズ・最終日」(6日、マグノリアグローブ=パー72)
3位で出た西郷真央は4バーディー、2ボギーの70で二つ伸ばして通算26アンダーの2位で、74で回って19アンダーの7位だった吉田優利とともに来季出場資格を獲得した。馬場咲希は74とスコアを落とし、通算5アンダーの62位だった。
17位タイまでの選手が来季多くの試合に出られるカテゴリー14の資格を、23位から45位タイまでがカテゴリー15の資格と下部ツアー出場権を得た。
最後まで強いゴルフを展開した。16番パー5で第3打をバックスピンで戻してピン手前1メートルにつけてバーディーを奪うと、17番パー3は10メートル近いパットを沈めて連続。中継局のインタビューでは「今週一番長いパットが決められたり、いい上がり方ができた」と納得の表情で振り返った。
7日間に及んだ計6ラウンドの長丁場。第3、4、5Rはいずれもボギーなしで終えるなど、安定感は群を抜いた。この日は2、6番でバーディーが二つ先行した後、8、10番でボギー。それでも最後に二つ取り返すのが、今の西郷だ。
1年前のこの時期はドライバーショットが絶不調だった。今季序盤も苦しんだが、積極的に海外メジャーに出場する中で自分のスイングに合ったクラブセッティングを見つけるなどして復調。日本ツアーでは11月の伊藤園レディースで1年半ぶりに優勝した。
目標にしていた今回の予選会は荒天による順延などがあった中でも結果を出した。「初日からアメリカならではのイレギュラーなことも起きたが、来年からこの舞台で戦うというところで、しっかり対応できる選手になりたい」
今回の戦いぶりは、来季米ツアーでの活躍を予感させるには十分。「最初はすごく苦しい時期も多かったが、こうして右肩上がりで終えられ、すごく濃い1年だった。来年は米ツアー選手として全力で頑張りたい」と力強く宣言した。