上田桃子の来季目標は「集中力の高さで勝負し、メジャー優勝を」都内でゴルフウエアの販売員
女子ゴルフの上田桃子が10日、小田急百貨店新宿店でゴルフウエアの「パーリーゲイツ」「マスターバニーエディション」のコーディネート販売会で販売員を務めた。未勝利に終わった今季から来季に向けて「集中力の高さで勝負したい。まずメジャー優勝」と目標を掲げた。
自身は今季、3度のトップ3を含めトップ10入りは11度を数えたが、優勝には届かず、悲願のメジャー初制覇もならなかった。「難しい1年だった。例年よりは体の方はけがも少なく、痛みが出る回数が少なかったので準備の面はしっかりできた」という一方で「技術的にここを伸ばせばというポイントもいくつかあった。メジャー優勝できなかったことに関しての悔しさはすごく強い」と振り返った。
辻村明志コーチと「やってきたことは間違っていなかった」と確認したように、スタッツ面は全体的に安定した数字を残した。その中で「今年は集中力が出なかったと感じた週が多かった」と課題も見つかった。
勝負どころで「ガッと気持ちが入ったとき」に相手を圧倒する力を発揮するのが上田本来の強み。ピンをデッドに狙う場面では「出球がそろったり、縦距離が合うことが大事」と、迷わず決断するために必要な技術を身につけることを今オフのテーマにした。
この日は他店舗で実施した昨年に引き続き、ゴルフウエアの販売員を務めた。客に普段着用するスタイルや好みなどを聞きながら「第一印象で普段とは違う感じや、その方の肌の色とかになるべく合う色味のもの」を提案。「こういう服を着ている人がイケおじと思ってもらえるだろうな、というイメージでおすすめした」と振り返った。