西村優菜が地元・堺市に100万円を寄付 充実の米1年目に「70点」来季は五輪よりメジャー
今季から米女子ツアーに本格参戦している西村優菜(23)=スターツ=が23日、地元の堺市役所を訪れ、100万円を寄付した。
西村は2022年から住友生命と『西村優菜 Birdie Donation for Future Supported by 住友生命』と称された社会貢献活動を行っている。シーズンで記録したバーディー、イーグル、ホールインワン数に応じてポイントを積み立て、子どもたちへの支援などを行う団体へ寄付している。
同活動は2年目を迎えるが、出身の堺市への寄付活動は初。地元への恩返しに「住友生命さんと協力して自分の地元に寄付できたというのは、すごくうれしいお話というかやっとできたなという感じ」と話した。
古江彩佳、吉田優利、安田祐香ら強豪がそろった2000年度生まれの「プラチナ世代」。今季から米女子ツアーに挑戦し、中盤までは苦しい戦いが続いた。
それでも、9月の国内ツアー・住友生命レディース東海クラシックが「良い発見があった」と一つの転機となった。ショットのインパクトに関する部分で気付きがあり、「そこで得た自信を元にその後はアメリカで戦えた」と手応えを得て再度米国へ。10月のアーカンソー選手権では自己最高の3位に入り、2024年のフルシードが当確し、ポイントランキング60位以内の選手が集う最終戦にも出場。苦しい時期はあったものの、充実のルーキーシーズンに「70点」と自己評価した。
今季目標にしていたシード権を獲得し、来季は「優勝っていう目標を立てて進んでいけたら」と力を込めた。「何大会かは知っているコースを回れる。2年目は今年と違う戦い方ができるんじゃないかな」と期待が膨らむ。現状、来季のスケジュールは定まっていないが、米女子ツアーの開幕戦は出場資格がなく、2戦目のLPGAドライブオン選手権もトレーニングキャンプの兼ね合いで、出場するかどうかは確定していないという。
8月にはパリ五輪のゴルフもあるが、現在世界ランキングは日本勢10番手の68位。日本勢2番手までの代表入りは少し遠く、「正直オリンピックは頭になくて。というのも世界ランキングが遠い位置にいるので正直厳しい。オリンピックよりは海外メジャー」とビッグタイトル獲得に視線を向けていた。