蟬川泰果 2打差14位浮上 ショットさえた!2年連続予選通過「上位を目指して頑張りたい」
「米男子ゴルフ・ソニー・オープン・第2日」(12日、ワイアラエCC=パー70)
日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの残りと、第2ラウンドが行われた。第1ラウンドで29位だった蟬川泰果(23)=アース製薬=が7バーディー、2ボギーの65をマーク。通算7アンダーで、首位と2打差の14位とV戦線に浮上し、初出場の昨年に続く2年連続の予選通過を果たした。4アンダーの桂川有人が38位、久常涼は3アンダーの55位。2022年大会の覇者・松山英樹は終盤の追い上げで、予選通過の65位に滑り込んだ。通算9アンダーのオースティン・エクロート(米国)ら3人が首位。
昨年予選を通過した好相性のハワイで、蟬川が大爆発だ。「毎日4アンダーを目標にしていた。それ以上のスコアが出せてよかった」。一時は首位に1打差に迫る猛チャージで、優勝を狙える位置に浮上してきた。
ショットがさえにさえ渡った。第2ラウンドの平均飛距離は驚がくの347ヤードで全体1位。パーオンできなかったのは3度だけで、高い精度を保ちながら飛ばしに飛ばした。
インスタートの10番で1・5メートルにつけて、“おはようバーディー”を奪うと、前半だけで4つ伸ばした。後半は6、7番で連続ボギーを喫したが、日没寸前の9番パー5は2オン2パットで笑顔のバーディー締めだ。
「見たら緊張してショットが荒れる」という理由で、昨年12月の日本ツアー最終戦からリーダーボードは見なくなった。今は自分の一打に最大限集中する23歳。「去年は苦い思いをいっぱいした。上位を目指して頑張りたい」。昨季に続き、今週から3週連続出場予定の米ツアーで爪痕を残してみせる。