松山英樹は30位 復調傾向も「優勝争いするには全然遠い話」
「米男子ゴルフ・ソニー・オープン・最終日」(14日、ワイアラエCC=パー70)
50位から出た松山英樹(31)=LEXUS=が5バーディー、1ボギーの66をマーク。通算9アンダーの30位で大会を終えた。
2日目終了時点では予選落ち寸前だった松山が、底力を発揮した。イン発進で14番ティーショットから左に曲げてボギーが先行したが、続く15番は1・5メートル、16番は5メートルを沈めて連続バーディー。18番も取って前半を33で折り返すと、後半の6番は残り124ヤードからの第2打を30センチにつける“OKバーディー”と、抜群の精度の高さを見せた。最終9番パー5も2オン2パットで楽々バーディー締め。終わってみれば日本勢最上位タイの順位につけ、他に7人出場した後輩たちに貫禄を示した。
58位と苦しんだ開幕戦から上昇気配を漂わせたが、自身としてはまだ納得できる状態ではなさそうで、ホールアウト後のインタビューでは「あんまり変わらずでしたね」とやや不満げ。「ショットもパットも先週よりは兆しが見えているかなと思いますけど」と確かな復調を感じてはいるが、「優勝争いするには全然遠い話。今の悪いところを少しでも良くしていけるようにしたら楽しみかなと思います」と表情を引き締め、次戦以降を見据えた。