2年ぶり大逆転Vの松山英樹「優勝できないんじゃないかと」アジア勢単独最多9勝目に「丸山さんに報告しようかな」

 米男子ゴルフのジェネシス招待で優勝し、米ツアー通算9勝目を挙げた松山英樹(AP=共同)
 通算17アンダーで優勝し、トロフィーを掲げる松山英樹(共同)
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 「米男子ゴルフ・ジェネシス招待・最終日」(18日、リビエラCC=パー71)

 首位と6打差の7位から出た松山英樹(31)=LEXUS=が9バーディー、ボギーなしの62と猛チャージ。通算17アンダーの6打差をまくる大逆転で、2022年1月のソニー・オープン以来2年ぶりの復活優勝を果たした。米ツアーは崔京周(チェ・キョンジュ)=韓国=の8勝を抜いて、アジア勢単独最多の9勝目と記録も更新した。

 1番から3連続バーディーと幸先良くスタートを切ると、後半に大爆発。10番は3メートルを沈めると、11番もグリーン左ラフから好アプローチでバーディーを奪い、12番は13メートルのロングパットをねじ込み、課題だったパターもさえて3連続バーディー。そして、終盤も集中力は途切れることなく16番パー3ではエース未遂のベタピンバーディーが生まれるなど、代名詞のアイアンショットがさく裂し、15番から3度目の3連続バーディーで一気に復活優勝をたぐり寄せた。

 優勝会見では「8回目優勝してから怪我で長く感じていた。トップ10も入れなくなって、優勝できないんじゃないかと思うこともたくさんあった」と率直にここまでの苦しい胸の内を語り、久々の勝利に「きょうの夜は元々いろんな友人と食べる予定だったけど、すごく良いディナーになると思います」と笑顔。アジア勢単独トップの米ツアー9勝目に関しては「丸山(茂樹)さんの3勝を抜いたときに、早くKJさんの8勝を抜かしてくれといは言われたけど、抜いてうれしいし、丸山さんに早く報告しようかなと思います」と話した。

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