原英莉花 猛暑に負けずノーボギー11位発進 今秋米女子ツアー予選会リベンジへ「ポイント稼いでいきたい」

 「米女子ゴルフ・ホンダLPGA・第1日」(22日、サイアムCC=パー72)

 主催者推薦で出場し、今季初戦を迎えた原英莉花(25)=NIPPON EXPRESSホールディングス=が、4バーディー、ボギーなしの68をマーク。猛暑の中でも集中力を発揮し、首位と4打差の11位と好発進を決めた。昨季、スコア誤記で失格に終わり、今秋のリベンジを狙う米女子ツアー予選会へ弾みをつけるためにも、上位フィニッシュを目指す。67で回った古江彩佳が日本勢トップの3位。畑岡奈紗は19位、渋野日向子は51位。64をマークしたチェン・ペイユン(台湾)が単独首位。今大会は出場72人で予選落ちはない。

 気温30度超えの猛暑、照りつける南国の太陽にも原は負けなかった。今年1年の飛躍を占う今季初ラウンドを異国の地で迎え、ボギーなしの68。ホールアウト後は「危なげないプレーでノーボギーは良かった」と上々のスタートを切った。

 「ずっと暑くて、顔がじりじり日焼けして火照っている状態」とうだるような暑さに、氷のうが手放せない一日。それでも、5番でバーディーを先行させると、パー5の7番では2オンに成功。きっちり2パットに収め、2アンダーで折り返した。

 「10番あたりでスタミナが切れてきた」と、悪条件に体力を奪われつつも好プレーは途切れなかった。14番で一つ伸ばすと、15番では第2打をグリーン奥に着弾させ、バックスピンがかかった球はピンそばにピタリ。「最後まで集中力を切らさずにできた」と白い歯をこぼした。

 昨季、国内ではシーズン途中での腰の手術による離脱や、復帰後の日本女子オープン選手権での復活Vなど、浮き沈みの大きい激動の1年を送った。一方、海外では10月の米女子ツアー2次予選会で3日目にまさかのスコア誤記で失格。ただ、今年も予選会挑戦を明言しており、同ツアーの今大会は失意の結果に終わった昨年のリベンジに向けた試金石と言える。

 この日、同組で回った畑岡は同じ黄金世代の25歳。原は「こっちで8年間もプレーしているのはすごい」と刺激を受けながらも、来年こそは同じ舞台へ立ちたい思いは強いはず。今秋の再挑戦に向けて「(世界ランキングの)ポイントを稼いでいきたい。上位で争えるように頑張りたい」と世界に向けて再スタートへの決意を語った。

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