JGTO青木功会長が退任会見 4期8年の長期政権、試合数減も「自分自身も悔しい」
国内男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の会長職を退任発表した青木功会長(81)が4日、都内のホテルで記者会見を開いた。
青木会長は前会長の海老沢勝二氏の退任に伴い、16年3月に新会長に就任。4期8年の長期政権を築いたが、今月1日に任期満了で退任すると発表していた。
会見の冒頭では「この度は任期満了により、日本ゴルフツアー機構の会長を退くことになりました。この8年間、ゴルフファンのみなさんはもちろん、スポンサーや関係者、報道各社の方々には大変お世話になりました」とあいさつ。「私ももう80(歳)を過ぎて、今年で82になります。この8年間男子ゴルフ界の発展のために、働いてましたので悔いはありません。今後は陰ながら男子ゴルフを応援したいと思っております」と話した。
「悔いはない」と冒頭に話した一方で、会見の質疑応答では本音ももらした。国内男子ツアーはツアーの人気低下やスポンサー離れも懸念され、試合数も昨季より3試合減で過去最少の23試合に。青木会長は「過去のことだから、あまりそういうこと言いたくないんですけど、私がやっている限りで増えなかったのは自分自身も悔しい」と胸の内を明かした。
後任の会長は3月下旬までをめどに、社員総会を経て理事会で決まる予定だ。