「女子ゴルフ・明治安田レディス・第２日」（８日、土佐ＣＣ＝パー７２）

　１４位から出た小祝さくら（２５）＝ニトリ＝が７バーディー、１ダブルボギーの６７をマーク。通算７アンダーで、首位の鈴木愛と２打差の２位に浮上した。

　この日は最大瞬間風速１７・５メートルを記録と猛風の中でのラウンド。「毎ホール違う風が吹いて、アウト（コース）はよく分かんなくて」と風に苦戦をしながらも、７バーディーを量産し、「８０点のゴルフ。パットと風のジャッジミスがあったので」と自己評価は及第点だった。

　９位だった前週の開幕戦から、引き続き好調をキープ。オフの１月に、５つ年下の竹田麗央とタイで合宿の成果が表れていると思いきや「それが合宿の成果はほぼゼロなんです。合宿からつながった良いイメージはなくて」と小祝。「逆にダイキンで修正したショットがいい感じ」と話す。

　とはいえ、ただでタイから帰ったわけではなく、竹田と互いのアプローチショットを参考にしあった。竹田が「上げるアプローチが苦手で、さくらさんにいろいろ聞いた」と言えば、小祝は「麗央ちゃんは柔らかく、高くてスピンのある球を打てる。自分は５０ヤード（以内）のスピンが苦手。イメージ的に参考にしてます」と後輩の技から学ぶこともあったという。

　昨年大会は３位と優勝争いを繰り広げたが、「風が嫌いです。このコース苦手意識があって」と合宿の話に続き、意外な言葉を並べる。それでも、苦手な風を攻略して逆転首位も目前。「ティーショットをしっかり集中して最後まで集中力切らさないようにプレーしたい」と意気込んだ。