飛ばし屋の竹田麗央が首位浮上 バーディーラッシュ「67」で初V見えた
「女子ゴルフ・ヤマハ・レディース葛城・第2日」(30日、葛城GC=パー72)
初勝利を目指す竹田麗央(20)=ヤマエグループHD=が7バーディー、2ボギーの67で回り、通算10アンダーの134で2位から首位に浮上した。2打差の2位に昨年優勝の穴井詩と川岸史果がつけた。通算6アンダーの4位に岩井千怜が続き、5アンダーの5位に山下美夢有、小祝さくら、桜井心那ら8人が並んだ。前週優勝の臼井麗香は7オーバーの96位で予選落ちした。
強風をものともせずバーディーを重ねた。竹田が2ラウンド続けて67をマークし、初優勝へ絶好の位置につけた。「コントロールショットがうまくいった。五つ伸ばせたのは良かった」と笑顔で話した。
ドライバー平均飛距離が260ヤードに迫るツアー屈指の飛ばし屋。それだけにグリーンを狙う一打は組の最後に打つことが多く「先に打った選手の球筋が参考になった」という。風の向きや強さを見極め、好機を量産した。
この日はイーブンで迎えた前半最後の18番(パー5)を2打でカラーまで運んでバーディーを奪うと、折り返しの1番は残り115ヤードの第2打を50センチにつけるなど5連続でスコアを伸ばした。
元賞金女王の平瀬真由美は叔母で、母親の平瀬哲子もプロ選手という血筋だ。2021年のプロテストに合格。今季は開幕戦で予選落ちした後は3試合連続で10位以内と好調を維持している。
ツアーは過去2週続けて最終ラウンドが悪天候に見舞われた。「久しぶりに最終日の天気がいい予報で楽しみ。自分のプレーに集中してできたら」と勝負の18ホールを待ちわびた。