小祝さくら 5打差逆転ツアー10勝目!最終18番バーディーで混戦制す

 「女子ゴルフ・ヤマハ・レディース葛城・最終日」(31日、葛城GC=6455ヤード、パー72)

 5打差の5位から出た小祝さくら(25)=ニトリ=が6バーディー、1ボギーの67をマークし、通算10アンダーで逆転して今季初勝利、通算10勝目を挙げた。大会は29日、コースコンディション不良による中止で54ホールに短縮され、加算優勝賞金は75%の1350万円。前日首位の竹田麗央は岩井千怜と並んで1打差の2位だった。

 桜の季節に、小祝の満開の笑顔が咲き誇った。プロ転向8年目で通算10勝目。節目の逆転Vに「プロになる前は1勝できるイメージも湧いていなかった。予想をはるかに超えて、いい感じに来ることができた」と感慨に浸った。

 首位と5打差のスタートも、前だけを追った。優勝は「全然、現実味がなかった」という。上位が伸ばせず混戦となり、ボギーをたたいた直後の14番で3メートルのパットを沈めるなど、3連続バーディーで覇権争いに浮上した。

 「17番のリーダーボードで(トップに)並んでいるのを見た。とにかく伸ばさないと」。迎えたパー5の18番。グリーン右手前から勝負の3打目をピンそばにつけ、狙い通りスコアを縮めて栄冠を手繰り寄せた。

 今季は日本女子プロ協会のプレーヤーズ委員長に就任。まとめ役を担いながら、5戦で4度のトップ10入りを果たした。「若い世代がどんどん出てきて中堅とすごく言われる。あと何年できるか分からないが、モチベーションが続くまでは頑張りたい」。4月15日に26歳の誕生日を迎える小祝は、充実の一途をたどっている。

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