松山英樹34位で予選通過 80位から急浮上も不満顔「やってはいけないミス出ている」
「米男子ゴルフ・テキサス・オープン・第2日」(5日、TPCサンアントニオ=パー72)
松山英樹(32)=LEXUS=は4バーディー、2ボギーの70で回り通算1アンダー、143で80位から34位に浮上した。首位とは10打差。30位スタートの久常涼は74とスコアを落とし、通算1オーバーの63位で予選を通過。アックシェイ・バティアが11アンダーでトップをキープし、5打差の2位にラッセル・ヘンリーら3人が続いた。
最終9番(パー4)の第3打。松山はグリーン左奥のラフから巧みなロブショットでピンそばに寄せ、ナイスパーで締めくくった。初日の80位から盛り返して予選通過。それでも「いいところ、悪いところの差がなかなか埋まらない。やってはいけないミスが多々出ている」と険しい顔で語った。
最も反省したのは、同じ9番での2打目だ。フェアウエーから放った一打はピンを大きく越えるミスとなり、ピンチを招いた。6番(パー4)で2メートルのチャンスをつくってバーディーを奪うなど、アイアンショットは復調気配だった。しかし「最後のミスで全部なくなった」と吐き捨てるように言った。
次週は11日開幕のマスターズ・トーナメント(米ジョージア州オーガスタ)。2021年以来2度目の制覇を狙う大舞台に向け、修正に残された時間は限られるが「何かいいものがつかめるようにしたい」と話し、練習場で一心不乱に打ち込んだ。