松山英樹3年ぶりVへ不安なし 2年間苦しんだ首痛もう“大丈夫”「もう一度その場所に」 マスターズ11日開幕
「米男子ゴルフ・マスターズ」(11日開幕、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)
3年ぶり2度目の優勝を狙う松山英樹(32)=LEXUS=は9日、初出場の久常涼らと1番から9ホールを回って調整した。元世界ランキング1位のジャスティン・トーマス、2021年大会2位のウィル・ザラトリス(ともに米国)と11日午前10時18分(日本時間同日午後11時18分)に第1ラウンドをスタートする。久常は03年大会優勝のマイク・ウエア(カナダ)らと午前11時半(同12日午前0時半)にティーオフする。
日本のエース、松山が幼少期から最も憧れていたマスターズ・トーナメントで2度目の頂点を狙う。「2021年に優勝できたのはすごくうれしかった。もう一度その場所に戻れるように頑張りたい」と意気込む。
同年に日本男子初となるメジャー制覇以降の2年は首痛などに苦しみ14位、16位だった。今回は「去年おととしに比べたら痛みは少ない」とこれまで悩みの種だった体の状態に不安はない。
あとは世界屈指のショット力を発揮できるか。調整として臨んだ前哨戦のテキサス・オープンでは最終日に安定感を欠き「最悪」と厳しい評価を下した。オーガスタ入り後は連日練習場で打ち込み、修正に努める。
「(グリーンを)外してはいけない場所に打たないようにすれば、上位にいける」と本来の力を出せれば優勝戦線に食い込む自信はある。開幕までの短い時間で栄冠への糸口を探っていく。