木戸愛 2位発進「自信になった。100点満点」イーグル奪取 完璧なショットで8アンダー
「女子ゴルフ・パナソニック・オープン・第1日」(26日、浜野GC=パー72)
ツアー通算2勝目を目指す26歳の蛭田みな美(26)=ユアサ商事=が1イーグル、7バーディーで63の好スコアをマークし、首位に立った。1打差の2位に木戸愛がつけた。尾関彩美悠と天本ハルカが66で3位。さらに1打差の5位に河本結、岡山絵里ら4人が並んだ。3週連続優勝を狙う竹田麗央は69で25位スタートとなった。昨年覇者の穴井詩は70で35位。
木戸が快晴の好コンディションの中、最終9番(パー5)で残り約200ヤードからの第2打を2メートルにつけてイーグルを奪った。完璧なショットで8アンダーまで伸ばし「自信になった。ショット、パットともにいいリズムで100点満点」と気持ちよさそうに汗を拭った。
シード復帰と12年ぶりの2勝目を狙う今季。なりふり構わずシーズン前のオフは男子ツアーで94勝を挙げた尾崎将司のアカデミーの門をたたいた。「とにかく振ること」をテーマにスイングを見直し「前で振ることを練習から意識し、距離が伸びている感じ」と手応えをつかんでいる。
今年は2試合連続予選落ちのスタートとなった後、最近3試合は31位、28位、18位と上昇。新たな取り組みが効果を発揮し始めている。さらにこの大会は昨年4位に入り「イメージが出せるし、グリーンも大好き」とコースとの相性がいい。
昨年12月には元プロレスラーで一時代を築いた父の修さんが亡くなった。心の支えだった父について聞かれると声を詰まらせ、しばらく沈黙。「強い気持ちで頑張ります」と絞り出したことが、固い決意を示していた。