「女子ゴルフ・パナソニック・オープン・第２日」（２７日、千葉県浜野ＧＣ＝パー７２）

　初優勝を目指し、９位から出た佐久間朱莉（２１）＝大東建託＝が１イーグル、７バーディー、ボギーなしの６３をマークし、６５の天本ハルカ、通算２勝目を狙い６５で回った尾関彩美悠とともに通算１３アンダーで首位に並んだ。２打差の４位は岩井千怜、鶴岡果恋、木戸愛、全美貞（韓国）の４人。３週連続優勝が懸かる竹田麗央は通算９アンダーで１４位につけた。

　佐久間が首位に浮上した。３週前も最終日をトップで迎えながら、逆転を許して２位。眠れない夜を過ごしたといい「思ったより早くリベンジできるチャンスが訪れた」と気合十分に話した。

　９番（パー５）は残り約２００ヤードから２オンし、１０メートルを沈めてイーグル。後半も２～３メートルを次々と決め、インだけで５バーディーを奪った。プロテストでトップ合格した実力を見せつけた。

　初勝利を逃した３週前の試合後、師事する尾崎将司の練習拠点を訪れた。そこで、めったに褒めない師匠から「よくやった。立派な２位」と言われたのがうれしかったという。そこにいた他のプロからも「ジャンボさんも勝利の倍くらい２位になっている」と励まされ、前向きになった。

　平均バーディー数でツアー６位などを誇る２１歳。最終日へ「早い段階でバーディーを取って、他を引き離したい」と意気込んだ。