畑岡奈紗 「我慢」実った6位浮上!耐えて最終18番バーディー締め 決勝ラウンドでの追い上げ期し「1日でも爆発できれば」
「米女子ゴルフ・コグニザント・ファウンダーズ・カップ・第2日」(10日、アッパーモントクレアCC=パー72)
71で回った畑岡奈紗が通算4アンダーの140とし、18位から6位に浮上した。西郷真央は通算3アンダーの16位で、笹生優花は2アンダーの29位。西村優菜と吉田優利はともにイーブンパーの48位となった。2オーバーの勝みなみ、4オーバーの渋野日向子、6オーバーの稲見萌寧は予選落ちした。通算13アンダーでローズ・チャン(米国)とマデレーネ・サグストロム(スウェーデン)が首位に並んだ。ツアー初の出場6試合連続優勝が懸かるネリー・コルダ(米国)は4打差の3位。
冷たい雨が降り、前日から約10度も気温が下がった。畑岡は「伸ばしにくいと思っていた」と話したように、耐えるラウンドだった。それでも4バーディー、3ボギーで回り、6位に上がった。
前半は雨で重くなったグリーンに苦戦。2番、9番とパー5でボギーをたたくなど、スコアを一つ落とした。後半はパットの距離感に集中して改善し、12番で4メートルを決めてガッツポーズ。最終18番(パー4)は1メートルにつけて伸ばし「ずっと我慢し、最後のバーディーにつながったのは良かった」と笑みがこぼれた。
今大会は、いつものキャディーが娘の卒業式で休暇中。代役を務めるマクナマラ氏は米ツアー通算72勝を誇るアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)らのバッグを担いできた大ベテランで「勝ち方を分かっている人。『我慢』と何回も言われた」と精神面でも支えられているという。トップと9打差ながら着実に浮上した。「1日でも爆発できれば」と決勝ラウンドでの追い上げを期した。