岩井千怜 母の日連覇 「試合に来てくれるとうれしい気持ちになる」母・恵美子さんに最高の贈り物

 「女子ゴルフ・RKB×三井松島レディース・最終日」(12日、福岡CC=パー72)

 首位タイから出た岩井千怜(21)=Honda=が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算12アンダーで大会2連覇を果たした。今季は開幕戦以来の2勝目で、通算6勝目。3日間計204ストロークは、福岡CCで行われたこの大会の最少記録を更新した。2打差の2位は藤田さいき、山下美夢有。雨のため第2日を終えて決勝ラウンドに進んだ59人をさらに絞り込むセカンドカットを実施し、36人が競技に臨んだ。

 豪雨予報のためセカンドカットが採用され、最終組のスタートも繰り上がり、午前7時20分と異例の早さになった。悪天候となった最終日でも、岩井千のゴルフは光っていた。

 首位で並んでいた山下、佐久間とともにスタート。強い風雨にも負けず、2、4、5番で次々にバーディーを決め、抜け出した。9番パー4はグリーン奥にこぼしたものの、カップまでの9ヤードを58度ウエッジでチップインさせてバーディーを奪った。

 11番パー5では、ティーショットをフェアウエーバンカーに打ち込んだところからボギーをたたいたが、13番で4・5メートルを沈めてスコアを戻した。18番パー5は、残り49ヤードの第3打をピンそば80センチにつけ、ウイニングバーディーで締めた。

 「まずはホッとしている。首位タイからのスタートだったので、勝ちたいっていう思いから、本当に強い思いで勝てたことに」

 昨年の大会に続く、母の日の連覇。連日ピンクのウエアに身を包み、今回も会場で見守った母・恵美子さんへの最高の贈り物を実現させた。

 「お母さんは、いると落ち着くし、試合に来てくれるとうれしい気持ちになる」

 ラウンド前半から前の組との間隔が空き、イエローカードも出たが「焦りはなかった」とマイペースを崩さなかった。ショットが多少乱れても「アプローチとパットでしのげた。粘り強さは上がっているんじゃないかな」と自画自賛。この勝利で、年間ポイントランクも再び1位の座を奪回した。

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