笹生優花 単独トップ パット自在に5バーディー「パットが本当に良かった」 3年前の再現へ「一打一打集中」

 「米女子ゴルフ・全米女子オープン選手権・第1日」(30日、ランカスターCC=パー70)

 3年前の優勝者である笹生優花(22)が5バーディー、3ボギーの68で回り、単独トップとなった。アンドレア・リー、ウィチャニー・ミーチャイ、アマチュアのアデラ・セルヌセクが1打差の2位で続いた。岩井千怜、吉田優利が70で5位につけた。渋野日向子、古江彩佳、河本結は71で15位。山下美夢有、小祝さくら、鈴木愛は72で22位、73の畑岡奈紗、西村優菜は35位。4月のメジャー初戦、シェブロン選手権を制覇したネリー・コルダ(米国)は80の137位と大きく出遅れた。

 笹生はパットを自由自在に操り、3年前にメジャー初制覇を成し遂げた大会で単独首位に立った。2番の3メートルを皮切りに、15番でも4メートルのバーディーパットを沈め、圧巻は16番。8メートルのラインを冷静に読み、5個目のバーディーを奪った。「難しいコースだった。ラッキーな1日。パットが本当に良かった。大きなミスがそんなになかったのはいいところ」と表情を崩した。

 12番(パー3)でのパーセーブも大きかった。グリーン手前に小川、奥にバンカーが配置され、平均スコア3・80の最難関ホール。バンカーからの2打目でピンまで5メートル残したが、1パットで下りのフックラインを攻略してねじ込んだ。

 2週前の大会では今季初めて予選落ちした。先週の土曜日に今大会のコースへ入り、グリーンの硬さ、傾斜を入念に確認。持ち前の飛距離ではなく、正確な技術で伸び悩む実力者を尻目にバーディーを重ねた。

 3年前は初日を2打差の6位で終え、最後は畑岡とのプレーオフの末に逆転で栄冠に輝いた。それだけに残り3日間を逃げ切る厳しさは身に染みている。「メジャーなので先を見ず、目の前のショットに集中したい。まだまだ残っている。やることをしっかりやって、一打一打に集中できれば」と満足した様子はみじんもなかった。

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