笹生が全米女子ゴルフ優勝 日本勢初、メジャー2勝目
【ランカスター(米ペンシルベニア州)共同】女子ゴルフの笹生優花(22)が2日、米ペンシルベニア州ランカスターのランカスターCC(パー70)で行われた今季メジャー第2戦の全米女子オープン選手権で優勝し、日本勢初となるメジャー通算2勝目を挙げた。
2021年の同大会を19歳で制して以来の米ツアー通算2勝目。最終ラウンドは多くの選手が難しいコースにスコアを崩す中で68の好スコアをマーク。通算4アンダーまで伸ばし、トップと3打差の5位から逆転した。
大観衆が見つめる18番グリーンでの優勝インタビューを受けて、流ちょうな英語で「両親に恩返しできて、うれしく思う。メジャーで勝ちたかったので、難しいチャレンジを楽しんだ」と涙ながらに喜びを語った。3打差の2位には渋野日向子(25)が入った。
笹生は日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれ、力強いショットを持ち味とする。3年前のメジャー初制覇以降は優勝から遠ざかっていたが、再び大舞台での勝負強さを示した。