笹生優花「前回の優勝はお母さんに、今回の優勝はお父さんに」涙&感動の優勝スピーチ ファンが大きな拍手
「米女子ゴルフ・全米女子オープン選手権・最終日」(2日、ランカスターCC=パー70)
トップと3打差の5位でスタートした笹生優花がスコアを2つ伸ばし、2021年以来、2度目の優勝を果たした。
優勝インタビューでは国籍について問われ「2021年の優勝はお母さんに。今回の優勝はお父さんに。両親に感謝したい」と語った。前回優勝時はフィリピン国籍として選手登録されていたが、21年11月に日本国籍を取得したことを表明。前回はフィリピン人の母にささげるV。今回は日本人として日本人の父にささげる2度目のメジャー制覇だった。
周囲に感謝を伝える際には感極まって涙を流し、声を詰まらせた笹生。中継局の日本語インタビューでは「感謝の気持ちでいっぱいですし、家族や周りのみなさんのサポートがなければここにこれなかったので。感謝したいです」と語った。バック9で4バーディーを奪い首位に立ったが「最後まで優勝は頭に入らなかった」と目の前の一打、一打に集中してきた。
「しっかり休んで、集中して楽しいゴルフができれば。日本は朝早いと思うんですが、応援してくれたみなさん、ありがとうございました」と笹生。また通算1アンダーで4日間のラウンドを終えた渋野日向子が2位。日本勢のワンツーフィニッシュとなった。