笹生優花 パリ五輪へ前進「自分にチャンスあげたい」「キャディーさんも家族も、サポートに感謝」【一問一答】
「米女子ゴルフ・全米女子オープン選手権・最終日」(2日、ランカスターCC=パー70)
女子ゴルフのメジャー第2戦、全米女子オープン選手権で、笹生優花(22)が男女を合わせて日本勢初となるメジャー通算2勝目を挙げた。トップと3打差5位から逆転し、19歳で制した2021年大会以来の米ツアー通算2勝目。インタビューでは大粒の涙を流し、周囲への感謝の気持ちを伝えた。以下、笹生との一問一答。
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-2021年大会に続く2勝目だが、率直な感想は。
「キャディーさんもそうだけど、家族も、みなさんのサポートがなかったら、ここには来られないと思うので感謝の気持ちでいっぱい。(日本人の)ファンも多かったし、力になった」
-首位と3打差からのスタート。どのあたりで優勝を意識したのか。
「最終ホールで、最後に(パットが)決まってから。他の選手がどういうプレーをしているかは気にしなかったし、リーダーボードも見なかった。見ることで、過度にリラックスしたくなかった。最後まで何が起こるか分からないので、本当に最後の最後まで優勝というのは頭に入らなかった」
-3打差を逆転した。
「1番でいいティーショットを打てたし、自分のプレーも安定していたと思う。6番でダブルボギーをたたいたが、優勝した21年にもあったことなので、これはラッキーだと捉えることにした」
-3年前と今回で喜びに違いはあるか。
「最初も今回も全く一緒というわけではないが、いい思い出になると思う。自分も今年で23歳になるし、いろいろな経験をしてきた。これからも楽しみ」
-パリ五輪代表に前進した。
「あと2試合あるのでそこにしっかり集中して、自分にチャンスをあげられたらなと思う」
-代表争いは佳境を迎えている。抱負は。
「しっかり休んで、いつもと一緒だけどやることを集中して、楽しんでゴルフができたらなと思う」