石坂友宏 自身2度目のアルバトロス達成 85年以降史上7人目の快挙も終盤崩れ反省「自分の中では納得できない」

 「男子ゴルフ・BMWツアー選手権森ビル杯・第1日」(6日、宍戸ヒルズCC=パー71)

 時松隆光(30)=ロピア=が1イーグル、6バーディー、4ボギーの67をマーク。首位と1打差の4位と好発進を決めた。昨季から先の見えない不振に陥っていたが、久々の好スコアに手応え。ツアー通算3勝で、20~21年には選手会長も務めた男子ツアーの中心人物が、復活ののろしを上げる。昨年大会を制した金谷拓実らが5アンダーで首位。石川遼は23位。石坂友宏が6番パー5でアルバトロスを達成したものの、1オーバーの67位と出遅れた。

 仰天の一打から“アホウドリ”が生まれた。ホールインワンよりも出現率の低いスーパーショット。588ヤードの6番パー5。石坂がツアー全体では今季初、そして自身では2年ぶり2度目のアルバトロスを達成した。ツアーでの複数回達成は詳細な記録が残る1985年以降、史上7人目。「最高ですね。うれしいです」と白い歯をこぼした。

 出だしの5ホールではドライバーに気持ち悪さを感じてボギーが一つ先行。「曲がってもしょうがないから振っていこうと」と開き直ってティーショットは強振した。フェアウエーは捉えられず左ラフに突っ込んだものの、残り距離を257ヤードとして第2打は3Wを選択した。

 2オン狙いのショットは打った瞬間、ピンのやや左の方向へ。石坂はグリーン上のボールの行方を把握できていなかったが、フォアキャディーから驚きが交じった叫び声が上がった。もちろん、声の意味はカップインしたということ。同組のリーに「入ったよ」と声をかけられて、ようやくアルバトロスを確信したという。

 ただ、上がり2ホールで三つスコアを落とすなど、終盤に崩れたのは反省材料。ビッグプレーには笑顔を浮かべたものの「結果的に1オーバーというのは、自分の中では納得できない」と素直に喜べない。うれしさよりも悔しさに突き動かされるように、ホールアウト後は練習場へ直行した。

 ◆国内メジャー初の同一ラウンドで2つのホールインワンとアルバトロス達成 記録が残る1985年以降で。石坂友宏がアルバトロス、中山絹也、上井邦浩がホールインワンを記録。05年のツアー選手権最終日に東聡がホールインワン、宮里優作がアルバトロスを達成している。

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