蟬川 偉業へ前進1打差2位 ジャンボ超え史上最年少国内メジャー3冠見えた!

 「男子ゴルフ・BMWツアー選手権森ビル杯・第2日」(7日、宍戸ヒルズCC=パー71)

 23位から出た蟬川泰果(23)=アース製薬=が6バーディー、1ボギーの66と猛チャージ。通算7アンダーで、首位と1打差の2位に浮上した。2022年の日本オープン選手権、23年の日本シリーズ・JTカップを制した大舞台に強い男が、尾崎将司超えの史上最年少23歳151日での国内メジャー3冠達成を狙う。連日の67をマークした稲森佑貴が単独首位に立った。石川遼は通算4アンダーで15位。

 大舞台でついに本領発揮だ。今季、国内では24位が最高と波に乗り切れていなかった蟬川が66をマーク。尾崎将司超えの史上最年少となる、国内メジャー3冠を視界に捉える位置で決勝ラウンドを迎え「欲しいっすね」と目をぎらつかせた。

 オープンウイークの前週に取った自身初の完全オフが功を奏した。休みを取り入れたきっかけは5月の関西オープンで、打てる球筋が増えていたにもかかわらずスコアに結び付かなかったこと。ただ、休んでいたといっても、マネジメントや精神面の向上に努めた。

 ツアーでも練習の虫と評判の蟬川が、ほとんどクラブを握らなかったのは勇気のいること。「怖かったですよ。シャンクが出るかと思いました」と冗談を交えるが、杞憂(きゆう)を吹き飛ばすように、出だしの1番から4連続バーディーを奪った。

 早々に結果が出て、ホッとした笑みも浮かべた。「久々にこんなに良いプレーができた。思い切って休んでみて、体調も戻って状態は悪くない」。再出発を図る23歳が、心と体を整えてツアー史に残る偉業に挑む。

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