石川遼ミラクル! 18番バンカーからスーパーショットで観客総立ち 5打差大逆転Vに望み残す
「男子ゴルフ・BMWツアー選手権森ビル杯・最終日」(9日、宍戸ヒルズCC=パー71)
首位と5打差の16位から出た石川遼(32)=CASIO=が1イーグル、8バーディー、2ボギーの63と大爆発。ホールアウト時点で、通算13アンダーで、首位の岩田寛と1打差の暫定2位とした。
1番こそボギー発進となったものの、2番から3連続バーディーと反撃開始。6番ではラフから残り30ヤードを58度のウェッジでチップインイーグルも飛び出した。
後半も伸ばし、首位を猛追。3日目まで苦しめられた終盤も、16番でピン奥のチャンスにつけてバーディーを奪うと、17番もタップインのパー。そして18番はティーショットが左のフェアウエーバンカーに飛び込んだが、第2打はショットインイーグル寸前の“OKバーディー”。グリーン周りの大ギャラリーから、まるで優勝が決まったかのような大歓声が巻き起こった。
後続の結果次第ではプレーオフや逆転優勝の可能性もある。石川は2015、19年の日本シリーズ・JTカップ、19年の日本プロ選手権を制しており、今大会を制覇すれば、国内メジャー3冠達成となる。