古江彩佳 優勝とわずか1打差で惜しくも2位 悔しさ残るもパリ五輪代表争いへ前進「いいゴルフができた」

 「米女子ゴルフ・ショップライト・クラシック・最終日」(9日、シービュー・ベイコース=パー71)

 7位からスタートした古江彩佳(24)=富士通=が6バーディー、ボギーなしで65の好スコアを出し、通算13アンダーの200で今季最高の2位となった。渋野日向子、西村優菜、西郷真央は21位。リネア・ストロムが14アンダーでツアー初優勝を飾った。主催者によると、最終ラウンド52位からの優勝は1984年以降では最大の逆転劇。最終日にマークした60はツアー2番目に低いスコアとなった。

 古江は、自身より約3時間も前にスタートし、驚異的な「60」で通算14アンダーまで伸ばしたストロムを追った。1番で2メートルのパットを決めたのを皮切りに前半で5バーディー。12アンダーで折り返した。「このままの勢いでいければ追い付けるかな」と考えた後半はショットがわずかに乱れ、1打及ばなかった。

 13アンダーで迎えたパー5の18番は2オンを狙った結果、グリーンを外した。奥のラフからのアプローチも寄せ切れずプレーオフの可能性が消え「3打目はちょっと悔しい」と唇をかんだ。

 20日にメジャーの全米女子プロ選手権開幕を控えるため、今週と来週の大会に出ないトップ選手もいる。それでも古江は「全部出たいという思いだけ。疲れも大丈夫」と両方に出場することを決めた。出場を目標にしてきたパリ五輪の代表が、全米女子プロ選手権後に発表される五輪ランキングで決まる事情もある。今回の好成績は代表争いにもプラスだ。古江は「五輪に向けてもいいゴルフができた。これを続けていくのが自分のゴルフ人生で目指しているところ」と胸を張った。

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