山下美夢有 逆転五輪代表へ「行きたいけど、とりあえず今は目の前の試合」大会連覇で代表レース浮上狙う
「女子ゴルフ・ニチレイレディース」(14日開幕、袖ケ浦CC新袖C=パー72)
日本勢4番手の世界ランキング21位から、逆転でのパリ五輪ゴルフ日本代表を目指す山下美夢有(22)=加賀電子=が開幕前日の3日、プロアマ戦でコースの最終確認を行った。
2週前の全米女子オープンから前週は国内の宮里藍サントリー・レディースに出場とタフなスケジュールを消化してきたが、「もう疲れは取れました」と体調面は問題なし。昨年は優勝した大会で、今季はまだ未勝利だが「調子はだいぶ良くなっている感じ。(ショットは)まあまあ」とまずまずの状態で大会連覇に挑む。
各国世界ランキング上位2枠(15位までなら最大4枠)の代表レースも大詰め。6月24日付けのランキング発表まで残り2試合となった。日本勢トップ世界ランキング8位で代表を当確としている笹生を除き、2番手争いがし烈。19位に古江、20位に畑岡、そして21位に山下と僅差で3人が続いている。
「行けるなら本当に行きたいけど、とりあえず今は目の前の試合に集中することが大事」とパリ行きへの意欲はあるが、まずは一戦集中の構え。山下にとっては今週の3日間大会も大事だが、次週出場予定の海外メジャー・全米女子プロ選手権(20日開幕、米ワシントン州サハリーCC)にも重きを置いていることもあり、「いかにそこでどれだけ結果が出せるかが大事」と力を込める。
当然、今週は次週に向けて弾みを付ける結果を残したい。舞台の袖ケ浦CC新袖Cはグリーンが小さく、ショットの精度が求められるコース。「この試合もいい感じでメジャーを迎えられたらなと思う。いかにフェアウエーキープして、どれだけチャンスを取れるかが大事になってくると思う」と3日間を見据えた。
◆日本勢を中心とした世界ランキング①ネリー・コルダ(米)
⑧笹生 優花(日)
⑲古江 彩佳(日)
⑳畑岡 奈紗(日)
(21)山下美夢有(日)
(22)申 ジエ(韓)
(42)竹田 麗央(日)
(43)岩井 明愛(日)
(45)岩井 千怜(日)
※6月10日発表時点のランキング