ジャンボ門下生の飛ばし屋・小林夢果が今季3度目の首位発進「気持ち良く上がれた」7番1Wショットは307ヤード計測

 「女子ゴルフ・ニチレイ・レディース・第1日」(14日、袖ケ浦CC新袖C=パー72)

 小林夢果(20)=ヨコハマタイヤジャパン=が7バーディー、1ボギーの66をマーク。通算6アンダーで桑木志帆と並び、5月のリゾートトラスト・レディース以来、今季3度目の首位発進を果たした。

 持ち前の飛距離を生かし、パー5で4バーディーとロングホールを完全攻略した。インから出て、10番パー5はグリーン左奥からのアプローチがピンに直撃し、“お先”のバーディーと幸先良く飛び出すと、506ヤードの18番パー5は、残り180ヤードの2打目を6番アイアンで2オンに成功。楽々と2パットで沈めた。1番パー5は残り10ヤードの花道から、3打目を50センチにピタリ。コースで一番距離の長い545ヤードの7番パー5は、ティーショットがこの日全体1位の307ヤードを計測。5番ユーティリティーの2打目はグリーン奥へこぼれ、2オンこそならなかったがピン左4メートルに寄せて、最後のパー5もバーディー奪取に成功。「こんなにスコアが伸びると思わなかったけど、ショットがついてくれて気持ち良く上がることができた」と笑顔を見せた。

 原英莉花、西郷真央らと同門のジャンボアカデミー1・5期生。師匠の尾崎将司も「運動神経が良い」と認めるほど、素材は一級品だ。今季ツアー4位の飛距離に加え、最近はドライバーはドロー、アイアンはフェードと打ち分け、「曲がらなくなった」と安定感もアップ。レギュラーツアー本格参戦1年目ながら、メルセデスランキング24位と奮闘している。

 この日の朝には人気ブランド「スタージュエリー」のピアスも届き、「朝からテンションが高かった」とやる気に満ちあふれていた。キャディーバッグも新調し、以前のバッグにも刻まれていた「夢」という刺しゅうはピンクから金色に変更。意味は「1番です」と金メダルを連想させるもの。未勝利ながら今季トップ10がすでに5回と善戦を続ける20歳が、今週こそツアー初優勝をつかみに行く。

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