小木曽ツアー初Vへ 66で単独首位に 今季3度目の最終日トップ「今の調子を出せれば勝てる」

 「男子ゴルフ・ハナ銀行招待・第3日」(15日、南春川CC=パー71)

 ツアー初勝利を目指す小木曽喬が6バーディー、1ボギーの66をマークし、通算11アンダーの202で単独首位に立った。2打差の2位が比嘉一貴。日本勢は前田光史朗が通算7アンダーで4位につけた。前日トップの宇喜多飛翔は6アンダーで竹安俊也とともに6位、平本世中が5アンダーで10位。首位から出た前週優勝の岩田寛は74とスコアを落とし、4アンダーで15位に後退した。

 ツアー初優勝を狙う小木曽は今季、最終日を首位で迎えるのが3度目となる。今度こそという思いを胸に「今週は本当にいいスイングができている。ショットがいいので余裕を持って振れている。今の調子を出せれば勝てる」と自信を漂わせた。

 2打差2位で追う比嘉とは10年前の日本アマチュア選手権決勝で36ホールのマッチプレーを戦い、当時高校生の小木曽が勝った。その後は賞金王にも輝いた比嘉に対し、小木曽は今年になってようやくシード選手として優勝を争えるまでに成長した。「比嘉さんとの争いは楽しみ。やっとこの立ち位置まで来られたので、プロになってまた勝ち切りたい」と話す。いよいよ最終日。悲願の1勝へ、さらに10年の時を経た2人のドラマが大きな注目を集めそうだ。

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