松山英樹メジャーV2へ 66で3打差8位浮上 しぶとくパットも決めきる 「ショットが少しでも上向いてくれれば」
「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・第2日」(14日、パインハースト・リゾート=パー70)
50位からスタートした松山英樹はボギーなしの4バーディーでこの日のベストスコア66を出し、通算2アンダーの138で8位に浮上した。その他の日本勢は全て予選落ちした。清水大成は通算6オーバー、石川遼は8オーバー、金谷拓実は10オーバー、星野陸也、河本力は19オーバーだった。4年ぶり出場のタイガー・ウッズ(米国)も7オーバーで決勝ラウンドに進めなかった。ルドビグ・オーベリが通算5アンダーで単独首位に立った。
わずか24パットとグリーン上でのプレーがさえた。松山は「ショートゲームが良かった」と、ショットの不調を巧みにカバーし、この日の最少ストローク66をマークして一気に8位まで順位を上げた。
インから出た10番で2メートル半を沈めてパーセーブし、11番はピンまで1・2メートルにつけてバーディーを奪った。3番からは3連続バーディー。3番は2メートル半を沈め、4番は5メートル。5番も3メートルの距離からねじ込み、観客を沸かせた。
「パーでいけたのはすごくうれしかった」と語ったのはパー4の1番。第2打がグリーン右に外れ、第3打がピンを約3メートルオーバーしてもしぶとくパットを決めた。今回と同じパインハーストで開催された2014年の全米オープンでは寄せを失敗してダブルボギーをたたいた記憶が鮮明に残っており、この10年で高めた技術を披露した。
「ボギーを打たないのはすごく大事」とノーボギーに胸を張った。決勝ラウンドに向けて「ショットが少しでも上向いてくれれば」。虎視眈々(たんたん)とメジャー2勝目を狙っている。