小木曽喬がツアー初V 18番の絶妙アプローチで“確信”「寄った瞬間泣きそうに」

 「男子ゴルフ・ハナ銀行招待・最終日」(16日、南春川CC=パー71)

 27歳の小木曽喬(おぎそ・たかし)=フロンティアの介護=が5バーディー、2ボギーの68で回り、通算14アンダーの270でツアー初優勝を果たした。1打差の2位は張裕彬(韓国)。日本勢は前田光史朗が67の好スコアをマークし、通算11アンダーで比嘉一貴とともに3位に入った。前週優勝の岩田寛は6アンダーで12位だった。

 小木曽は10センチほどの最後のバーディーパットは構えず、右手一本でカップに押し込んだ。「あそこに付けたアプローチで優勝は決まりだと思ったので」と涙はなかった。

 バーディーを取らなければ勝てないパー5の18番。第2打をグリーン手前のラフに運び、ピンまで約15ヤードが残った。「寄った瞬間に泣きそうになった。これからも忘れられないショット」と振り返った。

 高校時代に日本アマチュア選手権を制し、2015年にプロ転向。だが、下部ツアーの活躍だけでレギュラーツアーでは通用しなかった。20年、堀尾コーチの指導を受けたのが転機となり「変わることを恐れず全てをやり直したのがいい方向にいった」という。昨年は24戦に出て初シード権を獲得した。

 「これからプロ生活でその大会は勝ちたいと思っている」。勝利への壁を破った男のリベンジへ向けた挑戦が始まる。

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