「男子ゴルフ・プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品・第１日」（２０日、西那須野ＣＣパー７２）

　ツアー初勝利を狙う２１歳の金子駆大がボギーなしの１イーグル、７バーディーで６３をマークし、首位に立った。１打差の２位に河野祐輝、永野竜太郎が続いた。さらに１打差の４位は木下康平と武藤俊憲。石川遼は６６で６位につけた。昨年覇者の谷原秀人は５８位。

　今季は出場全試合で予選通過している金子が好発進した。正確なショットで次々とグリーンを捉え、パット数も２７とかみ合って単独首位。「チャンスも結構多かった。パットが入ってくれて、このスコアにつながった」とうなずいた。

　三つのバーディーを奪って迎えたパー５の６番は、８メートルのスライスラインを沈めてイーグルとした。前半にさらに一つ伸ばすと、後半も３バーディー。今季からドライバーを変更し「安定している。自分に合っているのかな」と変化を実感。昨季より改善したパーオン率が好調さを裏付けている。

　前週は同じ愛知県出身の小木曽がツアー初勝利を挙げた。「仲良くさせてもらっている先輩。すごくうれしかった」と刺激を受けた。海外ツアー進出をもくろむ成長株は「まだ３日間ある。同じようなゴルフができたらいい」と気を緩めることはなかった。