マイク付けプレーの石川遼「佐藤さんだからこそやる意味あった」に佐藤キャディー「ちょっと泣きそう」熟練コンビの会話好評
「男子ゴルフ・プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品・第2日」(20日、西那須野CC=パー72)
6位で出た石川遼が1イーグル、6バーディーの64でスコアを八つ伸ばし、通算14アンダーで、暫定首位でホールアウトした。
石川は前日に続き、ラウンドの後半に佐藤賢和キャディーとともにTVマイクをつけてプレーした。ライブ配信したABEMAの中継ではショット前のクラブ選択や風や傾斜の確認など、2人のやり取りがはっきりと聞き取れた。
ホールアウト後、放送席で石川が「(佐藤キャディーとは)10年一緒にやってくれているんで、いいときも悪いときも知っているし、練習のときから感覚を共有してる。アイアンの距離も把握してくれてるからこそのやり取り。佐藤さんだからこそ、やる意味があったと思う」と振り返ると、佐藤キャディーは「ちょっと泣きそうです」と喜んだ。
会話の中には当たりが薄い際に発する「薄し」や、気温が下がった状態でのアゲンスト(向かい風)を意味する「冷えアゲ」など、2人が日常的に使うワードも登場した。石川は「※印で僕の話してる言葉を説明しなければいけないですね」とし、「今後、こういうのがどれくらいできるかわからないが、選手で話し合って、ゴルフ観戦がおもしろくなればいい」とマイク付きプレーのさらなる発展を予告した。
中継を見たファンにも今回の試みは好評。SNSでも「かなり面白かった」「選手とキャディのやり取りや、独り言、選手同士の会話が生で聴ける」「石川遼って花があるよなぁ ピンマイクつけながら首位って」などとコメントが寄せられた。