渋野日向子 首位と2打差4位好発進 日本勢最高「気持ちは負けないように」 5年ぶり2度目メジャー制覇へ

 6番でティーショットを放つ渋野日向子
 6番でバーディーパットを決め、拍手に応える渋野日向子 
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 「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・第1日」(20日、サハリーCC=パー72)

 渋野日向子(25)=サントリー=が4バーディー、2ボギーの70で回り、西郷真央、岩井明愛と並んで日本勢最高の4位と好発進した。首位とは2打差。今大会後に発表される24日付の世界ランキングに基づく五輪ランキングで決まるパリ五輪代表争いは初日に明暗。古江彩佳、山下美夢有は71の15位。畑岡奈紗は77で107位と大きく出遅れた。全米女子オープン選手権に続くメジャー制覇を目指す笹生優花は74で54位。

 やっぱり渋野は大舞台にめっぽう強い。18番パー5。ディポット跡からスピンをかけた3打目はピン横にピタリと止まった。難なく80センチを沈めてバーディー締めとし、スタートダッシュに成功。「スタートはすごく大事だと思うので、まずはそこをクリアできて良かった」と充実の表情を浮かべた。

 序盤から安定したプレーでパーを刻み、6番パー5で2オンのバーディーを先行させた。しかし、8番は3パットのボギーをたたいてイーブンに。ティーショットから右に外し続けた10番でも一つ落としたが、グリーン右バンカーからの4打目は完璧で2メートルについた。「ナイスボギーだった」と勢いづくと、14番は3・5メートル、15番は10メートル超えをねじ込み、連続バーディーでスコアを取り戻した。

 3週前の全米女子オープンは2位。それまで予選落ちが続き、昨季のシード喪失などで失っていた自信が戻りつつある。今週の全体的に狭いコースでも「メンタル的にも怖いなという思う部分もあるけど、気持ちは負けないようにと思って最後まで振れた。ドライバー持ってええんか、みたいなところもあった」という。自身のスイングを貫き、フェアウエーを外したのは2回だけだった。

 2019年のAIG全英女子オープン以来、5年ぶり2度目のメジャータイトルへ、まずは初日を好位置で滑り出した。気の抜けない難コースでの戦い。「しっかり気を引き締めて、また明日頑張りたい」と、残りの3日間を見据えた。

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