河野祐輝に初Vチャンス「気付いたら」19アンダー 「おまけ」のツアー今季初戦で単独トップ

 「男子ゴルフ・プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品・第3日」(22日、西那須野CC=パー72)

 ツアー初勝利を目指す36歳の河野祐輝が9バーディー、1ボギーの64で回り、通算19アンダーの197で5位から首位に浮上した。トップから出た石川遼は69で2打差の2位となり、さらに1打差の3位に西山大広が続いた。下家秀琉と金子駆大が通算15アンダーで4位につけ、6位は14アンダーの田中裕基。昨年覇者の谷原秀人は10アンダーで21位にいる。

 参戦は「おまけのようなもの」と言うツアー今季初戦で、河野が初優勝へ絶好の位置につけた。今大会2度目の64をマークし、単独トップに躍り出た。「気付いたらスコアが(19アンダーまで)いっていた。この順位の実感がない」と自身も驚くほどだった。

 前半だけで7バーディーを奪った。7~9番はいずれも3メートル以内に乗せ「ずっとフェアウエーにいて、得意な距離が残っていた」と正確なショットを武器に伸ばし、長いパットも決まった。朝、車内で聞いた曲が最後まで頭の中で流れていたそうで「すごい集中状態に入った感じ」。キャディーを付けないセルフプレーで曲を口ずさみながら、精神を研ぎ澄ました。

 松山市出身の36歳。昨年の最終予選会は72位で今季のツアーに出場するチャンスは少なく、ようやく巡ってきた舞台だ。最終日最終組は2013年の日本プロ選手権以来。それよりも「(石川)遼君と回る方が緊張すると思う。一回は記念に回っておきたい」と周囲を笑わせる。プロ転向から17年目。無欲で初の頂点を狙いにいく。

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