男子ゴルフ まさかのアクシデントに河野「泣きそうになった」 誤球で9打大たたき首位脱落 悲願の初Vが絶望的に

 「男子ゴルフ・プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品・最終日」(23日、西那須野CC=パー72)

 ツアー初優勝を目指して首位から出た河野だったが、予期せぬ大トラブルで優勝争いから脱落した。前半はボギーが一つ先行したものの、11、14番をバーディーとし、通算20アンダーで石川遼と並ぶ首位に浮上。ところが、アクシデントはV争いのまっただ中で起こった。

 15番パー4。2打目がフライヤー気味に奥のヤブの中に消えた。ロストボールの可能性もあり、暫定球も打ったが茂みの中のボールを発見。3打目をラフに出したかと思われたものの、打った球を見つめると何と自身の本球ではないことが発覚した。

 誤球の2打罰とアンプレアブルの宣言で、2打目の位置から6打目を打ったが、グリーンには届かず手前のバンカーへ。アプローチは寄せきれず2パット。パー4でまさかの9打を要した。大きくスコアを落とし「泣きそうになった。一日ずっと緊張していた」と苦笑いで振り返った。

 しかし、悲願の初優勝が絶望的になっても、最後まで諦めなかった。17、18番でバーディーを奪って、トップ10入りの9位でフィニッシュ。「苦いけどいい経験になった。最低限の目標は達成できた」と振り返った。

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