古江彩佳は19位「良い経験ができた」最終日70の追い上げも東京五輪に続きパリも代表入り当確を逃す
「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・最終日」(23日、サハリーCC=パー72)
38位から出た古江彩佳(24)=富士通=は2バーディー、ボギーなしの70と二つ伸ばし、通算2オーバーの19位で4日間を終えた。
前半からパーオンには成功するものの、バーディーパットの距離が遠く、なかなかチャンスがこない。スタートから15番までパーを並べ、もどかしいゴルフを続けた。それでも16番パー4で、グリーン奥のカラーから7メートルを沈めて初バーディー。最終18番パー5はグリーン手前から1・5メートルに寄せると、これを沈めてバーディーフィニッシュとした。
ラウンド後の中継局のインタビューでは「ずっとボギーをいっぱいたたいていた大会をノーボギーで上がれたのは本当にうれしいし、こうやってアンダーで最後も回ってこられて良かった」と最終日のゴルフを振り返り、「すごくタフなコース、セッティングで良い経験ができた。対応できたりできなかったりというところが、まだまだ自分の上げていけるポイントかなという感じだった」と難コースでの自身の伸びしろを感じていた。
ただ、17日時点の世界ランキングでは日本勢2番手の20位だったが、それも今大会を2位で終えた山下美夢有に明け渡すことになる見込み。古江は21年の東京五輪でも僅差で五輪代表を逃しており、2大会連続で念願の代表入りはかなわない形となりそうだ。