小祝さくらが“マンデーV”!「過酷」の5日目粘って逃げ切り 軽い熱中症も氷のう当てつつ底力発揮

 今季2勝目を挙げ、笑顔を見せる小祝さくら(撮影・武藤健一)
 ウイニングパットを決め、ガッツポーズ
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 「女子ゴルフ・アース・モンダミン・カップ・最終日」(24日、カメリアヒルズCC=パー72)

 首位から出た小祝さくら(26)=ニトリ=が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算16アンダーで今季2勝目、通算11勝目を挙げた。3打差の2位は安田祐香。さらに2打差の3位に高橋彩華が続いた。降雨によるコンディション不良のため、国内女子ツアーでは2021年の日本女子オープン以来となる予備日の最終ラウンドとなった。

 2位に6打差をつけて臨んだ小祝の最終日は、順風満帆とはいかなかった。苦しんだ末に力を発揮し、3月のヤマハ・レディース葛城以来の優勝をつかんだ。悪天候の影響で5日間となった大会を制し「結構過酷だった。粘って優勝できた」と笑みを浮かべた。

 序盤からティーショットを続けてラフに入れ、パー4の3番で第1ラウンド以来のボギー。「このままだとまずい」と引き締めてもパットが思うように決まらず、バーディーなしが続く。後続との差が縮まり、我慢の展開となった。

 好転したのはパー5の14番。ラフからの第3打を4メートルにつけて沈めると、15番は上って下る難しいラインの15メートルのパットを決めた。「バーディーを続けられたのは大きかった。ラッキーだった」とスコアを伸ばし、余裕が生まれた。

 雨の影響により、予備日の月曜日を使った異例の展開。「月曜日に試合をしているのは新鮮というか不思議な感じがした」という。後半は軽い熱中症状態で、氷のうを当てながらのプレーだったが、底力を見せた。

 畑岡奈紗、渋野日向子らと同じ1998年度生まれの「黄金世代」。生涯獲得賞金が7億円を突破しても「イメージが湧かない」そうだが、勝負への執着心、しんの強さは人一倍だ。シーズンの先を見据え「まだ半分ある。地道に頑張りたい」と貪欲に次の勝利を目指す。

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