宮里優作 ベストスコアで6位浮上「記者に囲まれるのは何年ぶりかな」左膝のけが乗り越え石川遼も驚きの好調ショット決めた

 「男子ゴルフ・長嶋茂雄招待セガ・サミーカップ・第3日」(13日・北海道ザ・ノースカントリーGC=パー71)

 2位から出た平田憲聖が7バーディー、1ボギーの65をマークし、通算16アンダーの199で単独首位に立った。2打差の2位は細野勇策。蟬川泰果が通算13アンダーで3位につけた。さらに1打差の4位が吉田泰基と前日首位の大槻智春。63の好スコアで回った宮里優作の他、小平智、永野竜太郎、小斉平優和、杉山知靖、李尚熹(韓国)が11アンダーで6位となった。

 賞金王に輝いた2017年を最後に勝利がない44歳の宮里が1イーグル、7バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア63をマーク。久しぶりに存在感を見せつけた。10番からの一番早い組でスタートし、ラウンド後は「記者に囲まれるのは何年ぶりかな。前も見ずにすいすいと回ったのが良かった」と笑った。

 3番(パー5)は残り271ヤードから8メートルに2オンし、パットを決めてイーグル。ショットが好調で「うまく風に当てながらコントロールできた」と気持ち良さそうに汗を拭った。

 1月の合宿中に左膝の半月板を断裂していることが判明。歩くのも困難になり、1カ月半ほどクラブを握れなかったという。痛くて寝返りも打てず、引退も頭をよぎった時期について「先行き不透明でお先真っ暗。ずっと家にいて職業が何か分からなくなった」と語った。手術せずに再生治療を選び、4月にようやくツアーへ復帰した。

 同組でプレーした石川遼は「球が飛んでいる。けがしていたとは思えない」と驚いた。首位とは5打差がついたが、昨年は予選落ちした大会だけに「悔しい思いをしたので、去年のリベンジをしたい」と意欲を燃やした。

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