古江彩佳が逆転で涙のメジャー初V!日本勢史上4人目の快挙 バックナインで猛追し18番イーグルで逆転「ありえないくらいうれしい」

 18番でイーグルとなるウイニングパットを決めた古江彩佳(提供・共同通信社)
 1番でパーパットを決め、拍手に応える古江彩佳
 最終ラウンド、5番でバンカーショットを放つ古江彩佳
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 「米女子ゴルフ・エビアン選手権・最終日」(14日、エビアン・リゾートGC=パー71)

 首位と1打差の2位から出た古江彩佳(24)=富士通=が逆転でメジャー初Vを飾った。日本勢のメジャー制覇は、今年の全米女子OPで2度目の優勝を果たした笹生に続き、史上4人目の快挙だ。

 17番でトップに立っていたキリアクー(オーストラリア)がボギーでスコアを落とし、パーセーブした古江、タバタナキットの3人が並んで迎えた最終18番のパー5。古江のティーショットはやや右のファーストカットに落ちたが、キリアクーは左の林に打ち込み、2打目も木に当たってしまうトラブルとなった。

 古江は2打目のアイアンでグリーンをとらえ、ピン横4メートルにつけるイーグルチャンス。多くのギャラリーに拍手で迎えられ、山下ら他の日本選手も見つめる中、勝負のパットを決めきった。直後、右手をかかげてギャラリーの完成にこたえた古江。その後、感極まって目元を押さえた。

 フィニッシュ後は西村優菜、西郷真央、山下美夢有、勝みなみが激しいウォーターシャワーで祝福した。グリーン上に姿を見せ、「おめでとう!」と歓喜のウォーターシャワー。トレードマークの笑顔を爆発させた。

 インタビューでは「ありえないくらいうれしい」と率直な心境を吐露。「自分を信じてやれたことが、最後に上げていけた(要因)かなと思います」と表情を緩めた。

 前半は打ち下ろしの2番パー3、続く3番パー4もショットが好調でピンにつき、連続バーディーを奪った。しかし、4番パー4で3パットのボギーをたたいて先頭集団から一歩後退。それでも8番パー3で、左バンカーからの2打目を絶妙な寄せでパーセーブするなど、集中力を切らさなかった。

 ライバル達が躍進する中でも、古江はバックナインでも自分のプレーに徹した。12番こそボギーをたたいたが、14番から3連続バーディーで巻き返し。同組の選手がスコアを落とす中、最後は攻めの姿勢で初優勝をつかんだ。

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