古江彩佳「最後まで自分を信じてやれたことが」18番で鮮やかイーグル グリーン手前のクリークを恐れず 貫いた攻めの姿勢

 「米女子ゴルフ・エビアン選手権・最終日」(14日、エビアン・リゾートGC=パー71)

 首位と1打差の2位から出た古江彩佳(24)=富士通=が逆転でメジャー初Vを飾った。日本勢のメジャー制覇は、今年の全米女子OPで2度目の優勝を果たした笹生に続き、史上4人目の快挙だ。

 ドラマは18番に待っていた。17番でトップに立っていたキリアクーがスコアを落とし、すでにホールアウトしていたタバタナキットの3人が並んで最終ホールを迎えた。

 古江はティーショットで右のファーストカットにつけた。勝負の第2打。「ファーストカットなのであやしいかなと思ったんですけど、(グリーンに)乗せることを意識して」と大きめのクラブを持った。真っすぐ伸びていったショットは手前のクリークを越え、グリーンを捉えピン横4メートルの距離につけた。

 そしてジャストタッチでイーグルパットを決め「ありえないくらいうれしいです」と喜びを爆発させた。「本当に15番まですごく我慢のゴルフ。最後まで自分を信じてやれたことが最後に上げていけたかなと思います」。苦しい時に我慢のゴルフを続け、14番からの3連続バーディーで流れをつかむと、最後は攻めの姿勢でメジャーの過酷な戦いを勝ちきった。

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