渋野日向子「レベルが高すぎる」古江彩佳メジャー初Vに祝福の声 樋口顧問「集中力すごい」

 エビアン選手権で、日本女子4人目のメジャー制覇を果たした古江彩佳(14日)=提供・共同通信社
 海外メジャー初制覇を果たしトロフィーにキスをする古江彩佳(共同)
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 「米女子ゴルフ・エビアン選手権・最終日」(14日、エビアン・リゾートGC=パー71)

 1打差2位で出た古江彩佳(24)=富士通=が1イーグル、6バーディー、2ボギーの65を出し、通算19アンダーでメジャー初優勝を遂げた。米ツアー通算2勝目で賞金120万ドル(約1億9千万円)を獲得。日本女子4人目のメジャー制覇に、1977年のメジャー・全米女子プロ選手権を制した日本女子プロゴルフ協会の樋口久子顧問、小林浩美会長から祝福の声が寄せられた。

 樋口顧問も小林会長も賛辞を惜しまなかった。日本女子のメジャー制覇は樋口久子、渋野日向子、笹生優花に続き4人目。女子の日本勢で初めてメジャーを制した樋口顧問は「持ち前のショットの精度、パットのうまさに加え、ここぞという時の集中力がとにかくすごい」とコメントした。

 小林会長は、当時メジャーではなかった1997年大会を制している。「世界中の強い選手がしのぎを削って戦う中で、これまでの日米の経験が合わさって、メジャー優勝の栄誉を勝ち取った」と称賛した。

 選手も祝福した。競技を終え、宿舎に戻っていた渋野は優勝を知るとコースに引き返した。「エッティ(古江)はすごい。ショットもパットもアプローチもレベルが高過ぎる」。西郷は「鳥肌が立った。最後はイーグルで格好いい」と感動していた。パー5の18番、セミラフからの第2打。残り169ヤードの位置から6番アイアンで攻め、ピンまで3メートルに2オン。イーグルを奪い、頂点に立った。

 「パリには行くこともできなかった。同じフランスで優勝できたのはすごく気持ちを晴らせた」。秘めた思いが結実したメジャー初制覇だった。

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